この2日でだいぶ歩いたので、最終日の今日は、ドライブで南部の見所を走り周ることにする(このエリアは広大で、歩いたら3日はかかる)。
まずは近場の展望台から攻めようと、ブライス・ポイントの反対側にあるパライア・ビュー(Paria View)へ。今朝はあいにく曇りがちであったが、展望台から眺める朝焼けの光景は、まずまずであった。

パライア・ビュー
ここから、少し戻ったら南に進路を取り、一気に南下していく。すると、十数キロ走ったところで最初の展望台、ファービュー・ポイント(Farview Point)が現れた。当然車を停めて、周囲を見渡すが、眺望はどうも今ひとつだ。しかし、ここから北のピラシー・ポイント(Piracy Point)へのショート・トレイルがあるので、展望の良いところまで歩いてカメラに収めた。

ファービュー・ポイント付近より
続いてのスポットは、ナチュラル・ブリッジ(Natural Bridge)。ここも良く写真で紹介されているが、実際に見てみると、曇っていたこともあって、思ったほどのものではない…だが、次のアグア・キャニオン(Agua Canyon)は、このエリアの代表格だけあって見応えがあり、特にハンマーのような尖塔は印象的だ。

アグア・キャニオン
それからさらに、ポンデロサ・キャニオン(Ponderosa Canyon)を経由していくと、終点のレインボー・ポイント(Rainbow Point)に到着。最後だけあって、走り過ぎてきた尖塔群が見渡せ、さすがに感動的であった。

レインボー・ポイント
しかし、展望台はさらに奥にもある。そこで、まずはブリストルコーン・ループ・トレイル(Bristlecone Loop Trail)を歩き、終盤で左折して南下すると、少々でヨビンパ・ポイント(Yovimpa Point)にやって来た。ここからは、さらに南を遠望できるが、さすがに尖塔は迫力に欠け、まるでシーダーブレイクスのようであった(本当は、時間があれば、ここから谷底へ下るRiggs Spring Loop Trailを歩きたかった…)。

ヨビンパ・ポイント
ところで、この間にだいぶ晴れ間が覗くようになったので、帰路は改めて各展望台に寄りながら戻ることにする。ポンデロサ・キャニオン、アグア・キャニオン、ナチュラル・ブリッジと翻っていくが、先ほどよりは明らかに写真映えする出来となっている。ただ、この時間ともなると結構家族連れで混み始めており、なかなか思うように撮影できなかったが。

ポンデロサ・キャニオン

ナチュラル・ブリッジ
ファービュー・ポイントに立ち寄り、道中からスワンプ・キャニオン(Swamp Canyon)を見送ったら、後は粛々と運転し、公園中心部へ戻る。昼時なのでかなりの混雑だが、最後にサンセット・ポイントに立ち寄り、周囲を軽く散策。改めてみても、素晴らしい景観であった。
これで一通りブライスキャニオンを見ることができた。細かいことを言えばまだ、この日走ったエリアの谷底を歩くアンダー・ザ・リム・トレイル(Under-the-Rim Trail)など、他にも見所はあるが、日程を考えればこれで十分だろう。予想を超える尖塔群の迫力に、アメリカに来て最高の感動を覚えたのは間違いない。
こうしてブライスキャニオンを後にすると、その後はひたすらドライブ、一路キャピトルリーフ国立公園(Capitol Reef National Park)を目指す。しかし、途中通過するグランド・ステアケース-エスカランテ国定公園(Grand Staircase-Escalante National Monument)も風光明媚なようなので、ドライブとしても楽しめそうだ。
12号線を東に走っていくと、しばらくして左手に薄茶の地層が剥き出しになった台地が現れた。これが大褶曲の始まりなのだろうか…さらに30分ほど走ると、再び左手に、剥き出しになった岩盤が見えてきた。雄大な風景だ。道は、ここから一気に下りにかかり、岩盤のほとりまで下りてゆく。奇岩怪石がそこらじゅうに広がり、岩の文様も美しい。景勝ルートとは聞いていたが、予想以上に面白いコースだ。

剥き出しの地層

雄大な風景が広がる

奇岩も現れる

渓谷も登場
ここを過ぎると、今度はアスペンの森の中を走るようになる。景観が小気味良く変わるので、飽きることはない。延々北上していくと、ついに24号線と合流。このまま右にいけばキャピトルリーフだが、園内には店がないので、ここはいったん左折してトレー(Torrey)に向かい、買い出しを済ますことにした。
用事が済んだら、改めて公園に向かう。分岐を過ぎるとまもなく、ツイン・ロック(Twin Rocks)、チムニー・ロック(Chimney Rock)、キャッスル(The Castle)など、巨大な岩が次々と現れるようになり、いよいよだという思いが強くなる。そして、夕方前にビジターセンターに到着。もう閉館間際だったが、ざっと内部を視察する。それから車を走らせ、Fruita Campgroundへ。ここは先着順なので若干心配だったが、まだ空きがあって一安心であった。

チムニー・ロック

キャッスル