キリマンジャロ登山を終えたら、次はサファリ再び!ということで、タンザニアを代表する世界遺産、セレンゲティ国立公園とンゴロンゴロ自然保護区(Ngorongoro Conservation Area)を目指す。いずれもアルーシャを起点にツアーが出ているので、まずはそちらに移動だ。
バスでアルーシャにやって来たら、そのままMeru House Innまで送ってもらいチェックイン。洗濯物を預けて、さっそく階下の旅行会社に出向く。すると、ちょうど今朝、セレンゲティとンゴロンゴロへのサファリ・ツアーが出たところだが、今日はタランギーレ国立公園(Tarangire National Park)に出かけているので、夕方から合流可能だという。マニャラ湖(Lake Manyara)を含めて、4日半でUS$300だから、値段としても悪くない。
しかし、これには正直困惑した。今日は休養のつもりでいたし、既に宿にチェックインして、洗濯もお願いしているのだ。それを、急に今すぐ出発しろと言われても…それでもオーナーは、もうオフ・シーズンなので次はいつになるかわからないし、宿のことは心配ないという。そうか、ならば仕方ない!と決心し、急遽ツアーに合流することにした。
そこで荷物を整え、洗濯物を受け取る(洗濯は終わっていたが、まだ乾いていない)と、ちょうどンゴロンゴロへのツアーが出るので早くしろ、と言ってきた。まったくもって慌しいが、その車に同乗させてもらい、西に向かって走り出した。
アルーシャ市街を抜けて、ランクルで疾走していくが、タンザニアの道は思いのほか立派だ。特にマクユニ(Makuyuni)で右折し、ンゴロンゴロ/セレンゲティ方面の道に入ると、見違えるほど綺麗な舗装で、ケニアの悪路が嘘のようである(日本のODAで、昨年整備されたばかりらしい)。
こうして難なくマニャラ湖の脇までやって来ると、道はここから大地溝帯を登り始め、雄大な景色が広がり出す。大地溝帯の下にマニャラ湖が広がり、周囲にはバオバブ(Baobab)の木なども見られて、素晴らしい眺めだ。
そして、登りきったところで右折し、今日の宿泊地、Panorama Safari Campに入っていく。ここは大地溝帯の淵にあるので、展望は抜群。夕方には4人のメンバー(フランス人3人とイギリス人のおじさんだが、公用語は英語)とも合流し、明日からはサファリだ。

大地溝帯とマニャラ湖
そして翌日、晴天の中マニャラ湖に下っていくと、さっそくアフリカトキコウ(Yellow-billed Strok)が飛び交い、バブーンがあちこち動き回っている。ゲートをくぐっても、しばらくはバブーンやサバンナモンキーの群れが延々続き、じゃれたり喧嘩したりする様子が垣間見れる。それにしても、バブーンの大人は顔が怖いのに、子供はとても可愛らしい。

バブーンの親子
しばらく森の中を走ると、やがて草原に出て視界が広がった。動物もゾウやキリン、シマウマなどが遠望できるが、やや距離が遠いのが残念だ。車はそのまま湖畔近くに迫り、湿原の前で停車。ここからはアフリカトキコウやカバなどの様子を窺うことができるが、ここもやや遠いのが惜しまれる…

アフリカトキコウが飛び交う
ここで小休止したら、湖畔に沿うようにして南下する。と、まもなくマサイキリンが近くにやって来て、足を広げて水をグビグビ飲みだした。首が長いので合理的なのだが、何ともユーモラスな格好…後ろから見ていると、なんだか見てはいけないものを見ている気がするが、失礼して写真を撮らせてもらった。

水飲み体制

見つめるキリン
ひとしきり拝見したところで、さらに先に進むと、今度はゾウが目の前に現れた。かなりの至近距離なので怖いが、大きな牙でこちらを見つめ、時に威嚇する姿は迫力がある(さすがはビッグファイブだ)。しばらくすると落ち着き、食事に夢中になったが、その姿もまた印象的であった。

ゾウが近すぎる

お食事中
その先も、水浴びするゾウや、沼に浸かるカバなどを見かけるが、いかんせん暑くなりすぎ、動物も人間もバテ気味だ。たまらずピクニックサイトに入り、昼食を取るが、もう日差しが焼け付くようでたまらない…これ以上粘っても無駄なようなので、食事を終えたらさっさと帰途についた。

沼に浸かるカバ
それにしても、ここは小さな国立公園にしては動物が見られるので、半日程度なら過ごす価値のあるところだ。特にゾウは頻繁に観察できるので、なかなか侮れない場所である。近年、移動してくるゾウの数は減少しているらしく、有名な「木登りライオン」も見られなくなったそうだが、出だしにしては悪くなかった。