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旅巧館旅行記オセアニアNZ Walking Journey 2000-2001
ニュージーランドの国旗

旅行記:ニュージーランド (NZ Walking Journey)

終.終わりは始まり

 旅の感動

  今回、初めての海外旅行ということで、ニュージーランド南島のフィヨルドランドに重点を置いて旅したわけだが、NZの景観は、私の期待を裏切るどころか、想像以上の美しさを見せてくれた。年末こそ雨にたたられたものの、年明けからは晴れ続きで、天候も味方をしてくれたと言えよう。「地球の箱庭」は伊達ではなかった。

 このような旅をして毎回思うのは、旅の感動を味わいたければ、パック・ツアーのように短期で様々な観光地を周るよりも、時間をかけて同じ地域を巡る方が良い、ということだ。後者の方が移動に割かれる時間が少なく、大自然の中に分け入っていくこともできるので、当然と言えば当然なのだが、改めて思い知らされた次第である。

  日本では、未だにパックツアーが(特に熟年層で)多いようだが、できるだけ長い休暇を取って、ありきたりの観光スポットに立ち寄るだけでなく、自分の足で自然の中に踏み込んでもらいたいものである。

 休みは本人次第

 しかし、このようなことを書いても、大抵の人には、それはそうだが現実には休みが取れない、と言われそうだ。では、私は暇なのか?

  年度末には残業月200時間を超える酷務を強いられ(平均でも、月100時間程度にはなるだろう)、連続休暇5日までという会社の不文律にも悩まされながら、今回のように17日間の休みを取ることができたのだ。要は本人のやる気次第であって、後は上司や同僚にできるだけ迷惑をかけないようにしていけば、不可能ではない。

  私の場合は、夏頃から宣言することで既成事実化し、「抵抗勢力」は(少なくとも表向き)現れなかった。旅行の前後は確かに非常に辛かったが、もしそれを理由に行っていなかったら、絶対に後悔していただろう(逆に、旅行に行くことがモチベーションになって、どうにか耐えることができた)。ぜひ多くの人に、それぞれの憧れの地を目指して旅に出てもらいたいものである。

 その一助として、この "New Zealand Walking Journey"が少しでもお役に立てれば、望外の喜びである。このように詳細に、160点の風景写真を使って、あますところなく情報を提供することで、自然の素晴らしさを伝えられたら、と思っている(その分、まとめるのに時間を要したことを、この場を借りてお詫びしたい)。

 次なる計画

 さらには、今度の年末年始も、再びニュージーランドを訪れる予定である。実は、今回の旅行の具体化を図った段階で、とても1回では行けないとわかったので、2回に分けて行くことにしたのだ。

  今回はフィヨルドランド国立公園を中心に、フィヨルドの素晴らしさを見てきたが、次回はフィヨルドを作り出した「氷河」をメインテーマに、テ・ワヒポウナムの他の国立公園、すなわちマウント・クック国立公園、マウント・アスパイアリング国立公園、ウエストランド国立公園を重点的に見ていく予定である(最後にマウント・クック周辺を訪れたのも、次回に向けた様子見のためであった)。

  とりわけ次回は、NZのより深い自然の中に分け入っていく予定で、これまでよりも厳しい、しかし美しい自然に出合えることだろう。既にマウント・クックのボールパス・クロッシング(Ball Pass Crossingフォックス氷河ヘリハイク(Fox Glacier Heli-Hikeは予約済であり、リーズ&ダート・トラックからカスケード・サドル(Cascade Saddle)を越えてワナカ(Wanaka)に至る単独行も予定している。ぜひ楽しみに待っていていただきたい。

  そして、その先にはギアナ高地、パタゴニア、グランドキャニオン、カナディアン・ロッキー、ヨーロッパ・アルプス、カラコルム、横断山脈、ヒマラヤなど、世界の大自然が私を待っている。夢は膨らむばかりだ。

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