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連隊館震災ボランティア第 III 部 活動から生み出されたもの
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震災ボランティア:第 III 部 活動から生み出されたもの

1.ケア編

(3)その他資料

コミュニケーションの取り方

 基本
  1. 視線の高さを合わせる。
    ex.座っている人には、しゃがんで話をする。
  2. 良い聞き手となる。
    ex.うなずき返事をするようにして、否定やさえぎりはしない。
  3. 評価的な態度を取らない。
  4. 一貫した態度で接する。
  5. 原則として2人1組で訪問する。
    1人だと、トラブルがあった時に事実関係を証明できない。
    3人以上だと、相手に圧迫感を与える。
 高齢者に対して
  1. 高音域から難聴が始まるので、低い声で話す。
  2. 声はゆっくり、はっきり、大きく(どならないこと)。
  3. 大事な話は、繰り返し確認する。
  4. メモをする時は、大きな字で太く書いてあげる。
  5. 簡潔な話し方で、Yes/Noがはっきりするような話し方をする。
  6. 尊厳と個別性を支える態度と言葉使いをする。
    体が不自由でも自尊心を傷つけないよう介助する。
    “おじいちゃん・おばあちゃん”と呼ばれるのを好まない方もいらっしゃるので、場合に応じて名前で呼ぶようにする。
  7. 相手が同じ話を繰り返していたり、話が長くても、一方的中断は拒絶的な対応となるので、話を要約したり確認したりするようにする。
  8. 手を握ったり、背中をさすったりしてスキンシップをとる 。

巡回の手引き

目的

 校外の老人に、水や食料など、困っている物を届けたり、様子を見にいったり、独りで寂しい老人の家ではいろんな話を聞かせてもらったりしていました。その何人かの人は、「東京から来てくれたのだから、自分も頑張らなくてはね」と言ってくれるような人もいて、私たちの方が元気づけられてしまうようなこともありました。これから外回りに行かれる方も、早く老人の方々と仲良くなり、楽しんで下さい。

物品
巡回方法
前日:
  1. 前日のファミリー・ミーティングで巡回者を決める。
  2. 巡回チームでミーティングをして、翌日の打ち合わせをする。
         ↓
    (訪問者、チーム、水、資料などの必要な物を打ち合わせする)
  3. ローテーション表の予定者に○をする。
    (できたら次回に行ける日も決めておく) 
当日:
  1. 9:00~9:30頃より、明日の確認や必要物品を用意する。
    <必要物品>メモ、地図、スタッフジャンパー、名札、トランシーバーなど
  2. 10:00出発(本部・国立リーダーに声をかける)。
    *自転車を使うと便利。カギは本部。
  3. ベルをならし、「魚崎小学校のボランティアの○○です」と挨拶する。
    *不在が連日続く時や、様子がおかしい時は、近所の人にも声をかける。
  4. 帰って来たら、国立ケアファイルと本部ファイルに、その日のことを記録する。そして、その人の家には次回いつ行けば良いかを決め、チェックしておくとわかりやすい。
  5. 頼まれた仕事や相談事は、ミーティングで話し合い、個人行動を取らないで、統一した継続的なケアを心掛ける。
  6. 福祉的な相談事は保健所に連絡し、担当の保健師にアポを取る。保健師に関係がなければ、福祉課または保健課に、内容により、相談する。
面接時に聞くこと
  1. 様子を聞く。
    (「おかわりないですか?」など)
  2. 前回の訪問時の問題や病状について聞く。
    (「水はまだありますか?」「腰の痛みはどうですか?」など)
  3. 病状を訴えていれば、診療の有無や、結果を聞く。
  4. 食事や睡眠のことを聞く。
    (「食事はどうされてますか?」「よく眠れましたか?」など)
  5. 困ったことを聞く。あれば、アドバイスしたり、いったん帰って検討する。
    *難しいことや危険なことは、本部を通して返答するか、初めから断わる。
  6. 次の訪問が決まっていれば、いつ来るのかを伝えておく。

 相手の老人の方と仲良くなれば、このマニュアルは必要なく、友達同士のように話せるようになりますので、頑張って下さい。


ケア対象者の要望への対応

1.あんしんすこやか窓口・東灘区  TEL:841-4131

各区福祉事務所の老人の保健福祉窓口。
利用機関の違いによる窓口でのたらいまわしが起きないように相談窓口を一本化してできたもの。

2.その他の保健・福祉関連
3.他のボランティア団体(作業依頼された場合など)
4.神戸地域震災生活情報『ひょうごすとりーと』'95 号外2号、号外3号
5.診療中の医療機関(1/27、2/14、3/2現在)、東灘区歯科医院名簿(3/20現在)
6.各問い合わせ先一覧(1/27現在、1/31配布)
7.浴場についての資料(2/27現在、3/3配布)
8.営業している店の情報

 松下が調査・発行・改訂を担当。

9.高齢者・障害者向地域型仮設住宅入居申込案内(4/3~11)
10.その他

老人ケア統計

(1995年3月23日現在) 

ケア 必要(24世帯、30名) 不要(28世帯、29人)
性別
7名 23名 11名 18名
年齢 65以下 65~ 70~ 80~ 90~ 不明 65以下 65~ 70~ 80~ 90~ 不明
2 0 13 11 2 2 5 1 1 2 1 19
住所 甲南 西 甲南 西
1 4 5 0 14 1 1 1 5 10
ADL 自立 要介助 全介助  (校内 7、避難所 3)
20 8 2  
通院 有り 無し 不明
19 3 5
保健福祉 保健師の訪問 福祉利用
9 9
病名
*複数回答
  • 心疾患 6
  • 骨、関節疾患 11
    (腰痛 3、圧迫骨折 2、下肢手術 2、骨粗鬆症 2、膝関節症 2)
  • 脳血管疾患 6
    (脳梗塞 3、高血圧 3)
  • 内科疾患 7
    (肺結核、胃腸障害、喘息、腎結石、ネフローゼ、糖尿病)
  • 難聴、耳鳴り 5
  • 不眠、肩こり 2
  • 他 7
    (痴呆、全盲、パーキンソン等)
  • 肋骨骨折 1
  • 腰痛 3
  • 糖尿病 1
  • 関節痛 1
問題点
(不要者は不要になった理由)
  • 震災後、痴呆の悪化や全身機能の低下がみられ、介護者の負担も増加。
  • 福祉利用において、介護者は希望するが、老人本人が他との接触を避けて拒否する。
  • 全介助の夫が入院中。退院後の介護不安。
  • 長距離の歩行困難で、地震後道が悪く、買い物に行けない。
  • 水道水は出たが飲用できず、飲料水希望。
  • 補聴器の調子が悪く、コミュニケーションが取りにくい。
  • 難聴のため、ドアベルが聞こえない。
  • 地震後の体の不調を訴えるが、受診しようとしない。
  • 高齢者2人暮らしで片付けができていないが、ボランティアの助けは拒否する。
  • 新築マンションで近所付き合いが少ない。
  • 地震後、不眠、肩こり、落ち着かない等、メンタル的問題がある。
(不要理由)
  • 自治会や他のボランティアの訪問がある、と拒絶された。
  • 外との接触を拒み、対応してもらえない(保健師も関わっているので任せた)。
  • 他の援助が不要(本人元気)で、親類や近所のフォローがある。
  • 家族が同居し、かつ本人も介助の必要がない。

巡回ローテーション表

巡回ローテーション表
*0は訪問したが会えなかった場合。1は訪問して話を聞けた場合。
[→拡大版(1142*661)]

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